東大生が書いた世界一やさしい株の教科書の感想なりレビューなり口コミを書いてみた。
東大生が書いた世界一やさしい株の教科書が世界一分かりやすかった。
以下ネタバレを含みます。
この本は題名の通り東京大学の投資クラブの方々が、株式投資について優しく説明している本です。
分かりやすい理由としては、堅苦しい文章ではなく、対話形式として書かれているので非常に読みやすいです。
実際、私も全く株の知識や経済の知識を知らなかったのですが、スッと体の中に入ってきました。
対話形式の登場人物としては、株式投資入門講義を受けようとしている
チャラ男な遊太君くん、お嬢様な彩ちゃん、真面目な勤くん、この3人と
謎が深い金七先生、ビッチな紀香先生、マッスルな株レラ先生の3人の講師の系6人である。
Lesson1~Lesson5まであり、下記に記します。
- 株とは何か?
- 銘柄を選ぶ決め手は何か?
- なぜ株価は上下するのか?
- 実際に銘柄を選んでみよう
- 負けない投資法を教えてください
1.株とは何か?
株とは株式会社における出資者の持分を明らかにする有価証券となる。
株を買うメリットは5つあり、配当、キャピタルゲイン、優待、経営参加、株式分割である。
また、株は単元株という株の売買の為の基本単位があり、各企業によって異なる。
なので1株だけ買いたいというのは中々難しいのである。
2.銘柄を選ぶ決め手は何か?
まずは損益計算書(P/L)を見ます。これは会社がどのように利益を上げているのかを表しています。
次に賃借対照表(B/S)を見ます。これは会社の財務状態を表しています。
その後は様々な指標を見ていきます。(PER、PBR等)
この章では、他にも会社が資金調達した際の株価への影響やチャートの分析の仕方を説明しています。
3.なぜ株価は上下するのか?
日々のニュースによる市場参加者の心理を読むことが大切である。
例えば、ある大手レストランで集団食中毒が起こると、会社の信用が下がり、株価も下がります。
また、様々な経済指標からも株価は変動します。
半導体集積回路生産額で、半導体の生産が増えてるってことは、半導体業界や、コンピュータ、電機関連の会社に好業績が期待できる。したがってその業界の株価は上昇する。
ほかにも、金利や為替にも株価は左右されます。
このように世界の様々な要因が重なって株価は変動していきます。
4.実際に銘柄を選んでみよう
ここでは、当時の実際の株価のチャートや企業の資料を基に、遊太くん、 彩ちゃん、勤くんの3人が銘柄を選んでいきます。
その時の考え方や、選んだ理由をプレゼン形式で書いてくれているので、非常にわかりやすいです。
5.負けない投資法を教えてください
この章は皆さんが実際にこの本を読んで学んでいってください(笑)
実際に読んでみて、見慣れない単語も多々ありましたが、丁寧な解説がありました。
なので初めて株式投資に興味を持ち、学ぼうとしているあなたには、非常におすすめな本です。
また、本は一回読んでも実際に身につくのは10分の1ぐらいの内容です。
なので何回も繰り返し読んで、実際に体験して、試行錯誤していくことが大切だと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました!!